生成AIは、従来のAIでは不可能だった、様々な創造的な作業を人間に代わって行える可能性があることから、産業活動・国民生活に大きなインパクトを与えると考えられている。経済産業省では、生成AIの開発力強化に向けて、基盤モデル開発の支援、計算資源の整備、コミュニティ活動等を実施してきたところ。本講演では、生成AIに係る経済産業省の取組について説明する。

昨今、サイバー犯罪やそれに関係する事案がほぼ毎日聞き飽きるほど報道されています。これらのニュースに触れたときにどのようにご自身の所属先に関してどのように感じられるでしょうか？。対策について把握しており、安心している。あまりよくわかっていなく、ただ漠然と不安である。そもそも自分たちはあまり関係ない、など。 攻撃者は常に新しい方法を考えているので、たとえ対策をしても常に見直しをしないとどこかに隙が生まれていることがあります。また、ただ不安に思っているや関係ないと思っている方も、攻撃者がどのようにして、貴方がたをどのように狙ってくるのかというところをきちんと把握しておくことで、正しく恐れることができます。正しく恐れるということは、適切な対策が取れるということにもなります。OSINTと呼ばれる各種情報が検索できる中で、皆様の組織がどのように安全に対策ができるかを再度確認する機会になれば幸いです。

生成AIを含むAIは、様々な領域で利活用できる可能性を秘めているとともに、リスクも指摘されており様々な議論がされております。 そこで、安全・安心なAI利活用環境を作るために、総務省が経済産業省と連携して策定したAI事業者ガイドラインについてご紹介します。

パブリッククラウドの発達とともにDevOpsは現実のものとなりつつあります。一方でアプリケーション開発エンジニアが個別に開発されたアプリケーションを順次リリースしていくアジャイル開発とセキュリティは相性が悪く大きな課題となります。このセッションではDevSecOpsの現状や未来像などをCloudflareのサービスと共に考えていきます。

本講演では、SOCでの知見に基づき、モダンセキュリティオペレーションにおけるAIの持つ可能性と必要性について探り、AIの導入に伴う課題と課題解決例についても触れ、今後のセキュリティオペレーションの展望を示します。 ※講演は真珠ホールで開催します。302はサテライト会場として真珠で講演されているセッションをご視聴いただけます。

Fintechという言葉が広がり始めてから10年がたちました。私たちの身の回りでもキャッシュレスが進み、金融サービスへのアクセスは劇的に便利になりました。 一方で、未だに「日本はＤＸで遅れている」というコメントを聞くこともあります。サービスを提供する事業者、金融機関、公的部門のいずれもがFintechを実践しているにもかかわらず、ユーザーには十分に利便性が伝わっていない可能性もあると感じます。 個人、法人ユーザーがFintechを利用して生産性を一層向上し、人手不足が言われる中でも便利で快適な経済活動を発展させる姿を実現するためには、誰がどう動けばよいのか。 本セッションでは、10年前からFintech分野のフロントランナーであり続けるパネリストを迎えて、日本のFintechのこれまでを振り返り、これからの展開を議論します。 ※講演は真珠ホールで開催します。302はサテライト会場として真珠で講演されているセッションをご視聴いただけます。

2017年、ディープラーニングブームの中で「AIが同僚」という書籍が日経BP社から発売されました。そして現在、生成AIブームの中で、AIは「副操縦士（コパイロット）」と呼ばれ始めています。しかし、私たちは自然に生息している「木」を見て、それを「同僚」や「副操縦士」と呼ぶでしょうか？この問いは、将来のクラウド環境が私たちのコントロール下にある会社や乗り物のような存在になるのか、それとも完全にはコントロールできない自然環境のようなものになるのかという哲学的な問いを投げかけています。ChatGPTで一躍有名になったOpenAI社のサム・アルトマン氏が「生成AIのスケーリング則は神が決め、その定数は神の技術スタッフが決める」と述べたように、人類にとって“制御可能な領域が半々”の世界へと足を踏み入れつつあります。この新しい情報環境から、クラウドビジネスの未来とそのパラダイムシフトを探求します。

昨今、頻繁にニュースでサイバー攻撃被害が報道されるようになりました。しかし、まだそのようなニュースがあったとしても、他人事のように思えてしまう人が多いのも事実です。 いくらサイバーセキュリティ対策が叫ばれていても、サイバー攻撃がどの程度危険なのか、サイバー攻撃被害に遭うことでどれ程の損害が生じるのかの実感が湧かなければ、事業者としてはコストであるセキュリティ対策にどれだけ投資すればよいのかわかりません。 そこでこのセッションでは、実際に攻撃で使われる手法の一部の紹介を通じてリスクについて理解を深めていただくとともに、クラウド事業者が取るべき対策について紹介します。 ※本講演は不正アクセスや不正指令電磁的記録等罪を助長するものでなく、啓蒙活動の一環として開催されます。

2000年からミレニアム事業として始まった「未踏事業」に足掛け25年プロジェクトマネージャとして関わってきた経験から得たいろいろな知見や事例を紹介する．これからの日本に必要な若い「尖ったIT人材」を育む環境に必要なことはたくさんあると思うが，例えば，竹内が以前から主張している「大の大人のリテラシー」は特に重要な一つであろう．こういったものの極意を会得するのは簡単そうで難しい．さすがに20世紀末より，優れたIT人材を取り巻く状況はだいぶ改善されたが，まだまだと思うところもある．そのあたりをなるべく楽しく分かりやすく話してみたい．